譲渡所得には、対象となる資産と対象にならない資産が存在します。
■対象となる資産
土地、借地権、建物、株式等、特定の公社債、金地金、宝石、書画、骨とう、船舶、機械器具、漁業権、取引慣行のある借家権、ゴルフ会員権、特許権、著作権、鉱業権、土石(砂)などがあります。(国税庁HPより抜粋)
■対象にならない資産
多くの所得が「対象とならない資産」に含まれますが、比較的多くの方が該当しやすいのが、家具・通勤用の自動車・衣服などを譲渡したときに得た所得です。「生活に通常必要である」と認められる範囲であれば、これらの資産の譲渡による所得は課税対象となりません。しかし、貴金属や宝石、書画、骨とうなどで、1個又は1組の価額が30万円を超える資産の場合には、資産の譲渡による所得が課税対象となります。
上記以外にもさまざまな資産があるため、自分が譲渡した資産を個別的に判断して、譲渡所得の対象となるか判断していく必要があります。ただし、譲渡所得の対象とならなかったとしても、その他の所得の対象となってしまう可能性があるため、注意が必要です。
濱島久資税理士事務所では、東京都中央区を中心に譲渡所得や一時所得などの相談を承っております。「相続税や贈与税の対象とならないのか知りたい」と言ったご要望や、「いくらから資産に税金が課税されるの?」といった疑問に迅速にお応えしておりますので、詳しくは当事務所までお気軽にご相談ください。
譲渡所得の対象となる資産
濱島久資税理士事務所が提供する基礎知識
-
決算法人税申告の流れ
個人が行う確定申告は、毎年2月15日~3月15日に行いますが、法人が行う決算申告は、事業年度終了日の翌...
-
贈与税とは
■贈与税が発生する場合 贈与税とは、年間で110万円以上の財産を贈与により受け取った場合に課される税金...
-
相続税の配偶者控除|適...
相続の際には、すべてのケースで相続税が発生するわけではありません。 相続税は、相続する財産の評価...
-
中小事業者の主な特例
中小事業者には、納税の負担を軽減するため、さまざまな税制上の優遇措置がとられています。 具体的な中小企...
-
相次相続控除とは?要件...
相続が起こると相続税の納税がありますが、ケースによっては最初の相続(一次相続)が起こってからすぐに次の...
-
配偶者居住権はどんな制度?
■配偶者居住権とは? 配偶者居住権とは、被相続人が所有していた建物に住み続ける権利をいいます。 夫婦で...
-
確定申告の流れ
基本的に会社員の方は、会社が代わりに源泉徴収と年末調整を行ってくれるため、確定申告をする必要がありませ...
-
孫に生前贈与する方法
被相続人が亡くなり相続が発生すると、相続税が発生します。そのため、相続税を節税するために「孫に生前贈与...
-
法人税の欠損金の繰戻し...
中小企業の場合には一度の赤字が経営を大きく傾けることがあります。そのため、中小企業で一定の条件を満たし...